こんにちは!ERP事業部の李です。
本日は、ロジカルシンキングについてお話したいと思います。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは
論理的な思考方法を用いて、論理的に考え、論理的に伝えることです。
なぜそれが必要?
仕事上でロジカルシンキングが必要な理由として、以下の2つがあります。
・問題解決--本質的な問題解決を行える可能性が高まる
・仕事促進ーー論理的であることが仕事を進めやすくする
本日は、特に有効な論理的に考える方法を2つ紹介します。
演繹法ーー2つの関連情報を繋げて、そこから結論を出す思考方法になる
つまり、「AだったらB」「BだったらC」なので、「AだったらC」と順番に繋げて論理展開をしていきます。具体的に、以下のように使用します。
一般論:ハラスメント対策には定期的な研修が有効に作用する
事象:A社では近年ハラスメントによる離職が確認されるようになってきた
結論:A社ではハラスメント研修を定期的に行うべきだ
注意点:帰納法を使う際に、軽率な一般化をしないことが要注意です。例えば、「A大学出身者はなかなか会社で活躍しないから、採用はやめた方がいいなど」、「自身の先入観」を元に結論を構築してしまうと、正確な結論を導くことができません。
帰納法ーー複数の事象から一般論を導き出す方法である
使用例:
Aさんはテレビを見ながら食事をすると目が疲れる
Bさんはテレビゲームを長時間すると目が疲れる
Cさんは目を休めるとき、テレビやパソコンの電源を切るようにしている
結論:テレビを見ると目が疲れる
注意点:演繹法を使うときに、不確かな一般論には要注意です。そもそも一般論の真偽があやしい場合、演繹法は成り立ちません。つまり、いくら論理展開が正しくとも前提が崩れれば意味がないということです。
上記以外にも、論理性において重要度の高い「分割」方法という考え方もあります。以下2点がポイントであり、こちらもロジカルシンキングには欠かせません。
・分割をすることで客観的かつ解決可能な問題になる
・合理性の観点で物事を分析する際に、MECE という考え方はポイントとなる(MECEの考え方については、今後のブログでご紹介します。)
論理的に伝えるためのポイント
・結論から話す:まず、結論から話すことです。結論から話せば、メインのメッセージが伝わりやすくなります。そして、伝わってほしい話には主題があるはずなので、その主題をはじめに話します。
・理由を話す:理由を伝えることがとても重要です。なぜなら、理由を話すことが、人の納得度を高めることができるからです。
上記のポイントを含めて、使いやすくメソッド化した話法(CRF / PREP)などがあります。前回のブログでご紹介したので、ご興味のある方、ぜひご覧になってください!
本日の内容は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。