皆さんお久しぶりです!
OB事業部 開発部 PM開発グループの加藤です。
時の流れは早いもので、もう冬になりますね。
皆さんは、最近いかがお過ごしでしょうか?
かくいう自分はというと、まあ。。
新年
はい、これですね。
早いもので、今年も残すところあと数日ですね。
皆さんにとって今年はどんな年でしたでしょうか。
「良いこと・悪いこと」人により偏りはあるものの
色々あったのではないのでしょうか。
とはいえ、今年もまだ終わってはいないので
心地よく新年を迎えられるように、
やり残している用事は済ませておきたいところです。
ここからは本題である、「スクラム開発(レトロスペクティブ手法編 その5)」について
お話したいと思います!
レトロスペクティブ手法(象、死んだ魚、吐瀉物)
象、死んだ魚、吐瀉物 とは
「象、死んだ魚、吐瀉物」。。。はい。もう名前からしてインパクト抜群ですね。
恐らく、今この記事を読まれている方は頭の中に「象」、「魚」、「吐瀉物」が繊細に浮かんだのではないのでしょうか。
(筆者は、初めてこの手法を見たとき名前のインパクトに圧倒され、名前しか頭に残りませんでした。)
この手法は、バケーションレンタルサービス世界最大手のAirbnbが創業当初のコミュニケーション危機を乗り切るために導入をした手法となっています。
今回の記事では、当手法について説明させていただきます。
象、死んだ魚、吐瀉物 を行うにあたって(重要)
「え?手法の説明は?」と思われる方も多いかと思います。
ですが、当手法を行うにあたっては次の心構えが重要なので
本項の心構えはレトロスペクティブが終わった後も、必ず留意しておきましょう。
~心構え~
本手法を用いたレトロスペクティブにて出た発言や情報は否定せず、
チーム全体が広い心で受け止め、対処法を見出す。
象、死んだ魚、吐瀉物 のやり方(その1~その3)
その1
「象、死んだ魚、吐瀉物」 における第一段階、それは象(口には出さないけれど全体が周知している事実)をどうにかすることです。
分かってはいる、分かっているけど見過ごしていることが、各々何かしらはあるかと思います。
それが「チームの雰囲気を気にして」なのか、「上司の顔色を見て」なのか理由は様々だとは思いますが、これを機に全て洗いざらい出していきましょう。
象は存在感が大きく強大かもしれませんが、そのままにしてはいけないものなのです。
その2
象が挙げ終わったら、続いては死んだ魚(既に発生はしているものの、全体に共有し解決できていない問題)をどうにかしましょう。
問題は早期解決が実を結びます。
何か心の内にとどめている問題は、この場でしっかりと共有してチームに解決の糸口を探るよう相談しましょう。
死んだ魚は、次第に腐敗し悪臭を漂わせ始めます。隠していていいことはありません。
その3
最後です。吐瀉物(普段言えない本心)を出しましょう。
普段は言えない不満や意見が、各々一つくらいはあるかと思います。
そして、それが上司に対してなら、なおさら言えないですよね。
この場では、そんなことも洗いざらい胸の内を明かしていきましょう。
本手法が終わったらモヤモヤするのものが、自身の中から綺麗になくなっているのが理想ですね。
ここまで共有が終わったら、「象、死んだ魚、吐瀉物」は終了となります。お疲れ様でした。
ここまでやればチームメンバーが普段は言えない事を全体が認識し、相互理解が深まっているはずです。もちろん明るい話題ばかりではなかったかもしれませんが、
それらもチーム全体で受け止め、今後に生かせるようにしましょう。
最後に
多少でもこの記事を見てスクラムについて興味を持ったり、理解を深めてくださる方が一人でも多くなれば、加藤は嬉しい限りです。
また、本記事の「象、死んだ魚、吐瀉物」 についてはこちら(No Kill Switch)でも詳しく書かれておりますので、もっと詳しくお知りになりたい方は是非ご覧ください。
次回、今日の加藤 vol.17 – スクラム開発(レトロスペクティブ手法編 その6) 乞うご期待!!!!