論理ゲート

今回は5つのテーマのうちの「5. 会社では習わないけどちょっと使えるコンピュータの知恵」についてご紹介いたします。

今回は論理ゲートを解説いたします。

論理ゲート

 論理ゲートとは論理演算をするときに用いられる最小の回路のことを言います。OR、AND、NOTOR、NOTAND、XOR、EXXORが存在します。今回ORとANDの解説と身近なところで使われている例を解説いたします。

OR

 ORは2つの入力経路のうち少なくともどちらかが入力されればONになる論理ゲートです。入力の種類は00,01,10,11の4種類です。それに対しての結果は0,1,1,1になります。

↑は回路図で書いたものです。いずれか入力されるとLEDが光ります。0が未入力1が入力状態です。

ORが使われているもの

身近なものでORはバスの降車ボタンです。例えば4個の降車ボタンのうち誰かが1つでもボタンを押下するとすべてのボタンが光りますね。これはOR回路が使われているからです。もちろん同時に複数ボタンを押下しても光ります。

↑が回路図で書いたものです。いずれかのボタンが押されると赤く光ります。

AND

 ANDゲートは複数ある入力がすべて入力状態のときのみONになる論理ゲートです。入力の種類は00,01,10,11の4種類です。それに対しての結果は0,0,0,1になります。

↑は回路図で書いたものになります。すべての入力が1のときのみ赤く光ります。

ANDが使われているもの

 身近なもので言えばスマホのスクリーンショットですね。iPhoneだと電源ボタンと音量上ボタンを同時押ししないとスクリーンショットが撮れません。これはANDゲートが使われているからですね。

↑は回路図で書いたものになります。電源ボタンと音量上ボタンを同時押ししないとスクリーンショットが撮れません。

まとめ

今回のまとめです。

  • ORゲートはいずれかに入力があると結果がONになる。
  • ANDゲートはすべての入力があると結果がONになる。

今回は以上です。