今回は5つのテーマのうちの「5. 会社では習わないけどちょっと使えるコンピュータの知恵」についてご紹介いたします。
前回に引き続き、論理ゲートを解説いたします。
今回は、前回ご紹介したORとANDを反転させたNOTORとNOTANDについての解説と身近に使われている例をご紹介いたします。
NOTOR
NOTORはORの結果を反転させた論理ゲートです。ORの真理値が0,1,1,1だとするとNOTORでは1,0,0,0という結果になります。
NOTORが使われているもの
工場にある機械の非常停止ボタンにNOTOR回路が使われているそうです。
工場のいたるところにボタンがあり危険時には一番近くのボタンを押すと機械が停止してくれるそうです。
NOTAND
NOTANDもANDの結果を反転させた論理ゲートです。ANDの真理値が0,0,0,1だとするとNOTANDでは1,1,1,0という結果になります。
NOTANDが使われているもの
NOTANDが使われているものは車のドアランプです。例えば2ドアの車であれば運転席、助手席のいずれか1つでも開いている又はしっかり閉まっておらず半ドアの状態であるとドアランプが点灯したままですよね。すべてのドアをしっかり閉めるとランプが消えて安全に車を走らせることができますね。
まとめ
今回のまとめです。
- NOTORゲートは何も入力されていないときのみ結果がONになる。
- NOTANDゲートはすべての入力があると結果がOFFになる。
今回は以上です。