ノートパソコンを長持ちさせる使用法

今回は5つのテーマのうちの「5. 会社では習わないけどちょっと使えるコンピュータの知恵」についてご紹介いたします。

SIでは各個人に1台ノートパソコンを配布して業務に使用しています。

このPCは会社の資産なので大切に使用しなければなりません。できるだけ長く使用できるコツをご紹介いたします。

バッテリーを長持ちさせる方法

ノートパソコンのパーツで一番寿命が短いのがバッテリーです。今普及しているバッテリーはリチウムイオンバッテリー(以下Li-ionバッテリー)です。よくスマホなどにも搭載されています。調べたところ2022年入社の私達のPCもLi-ionバッテリーでした。

このLi-ionバッテリーには弱点があります。

  • 熱に弱い
  • 空(0%)になるまで使うと寿命を早める
  • 100%のまま充電し続けると寿命を早める
  • 結露が生じると発火の危険性がある

他にも色々ありますがとりあえず気をつけるべきはこの4つです。この4つを上手く回避しながら使用する方法を考えました。

  • 吸気口&排気口を塞がない(バッテリーやパーツをしっかり冷やすため)
  • バッテリー残量が30%を下回ったら充電をする(劣化を防ぐ)
  • バッテリー残量が80%を上回ったら充電を止める(劣化を防ぐ)
  • 寒暖差が大きい場所では使用しない(結露を発生させない)

充電プラグを繋ぎっぱなしにできないのは面倒ですがかなり寿命を伸ばせます。

ゴミを内部に入れない

ノートパソコンは発熱します。スマホよりも大きい発熱なのでファン(換気扇)とヒートシンク(放熱板)を用いて風を循環させて冷却します。

外部の空気→ファン(吸気)→ヒートシンク(ここでパーツを冷やし代わりに空気を温める)→温まった空気を排気

この構造でパーツを冷やしています。しかし、内部に空気を取り込むためホコリやゴミなどが内部に侵入し、これが原因で故障することがあります。

私の専門学校の先生が事務室でノートパソコンを使用していたところ1ヶ月立たずに壊れた事がありました。原因は隣のビルの解体工事で粉塵が舞いそれをノートパソコンが吸気してしまいパーツが傷んで壊れてしまったそうです。

この事例のように空気が汚れているとすぐにノートパソコンは壊れてしまいます。清掃の行き届いたオフィスでは問題ないですが、外でノートパソコンを使用する際は気をつけましょう。

まとめ

今回のまとめです。

  • 吸気口&排気口を塞がない
  • バッテリーを30~80%の間で使用する
  • 寒暖差が激しくない場所で使用する
  • 空気のきれいな場所で使用する

以上です。