GitHubで新しいリポジトリ生成する方法

皆さんこんにちは。

ERP事業部大阪配属のキムです。

6月もそろそろ終わりますね。

今回は開発演習で主に使っているGitの新しいリポジトリを生成する方法について紹介したいと思います。

Gitは分散バージョン管理ソフトウェアで、分散しているローカルのGitリポジトリは独立して動作し、中央リポジトリを必要としません。

しかし、多数のプログラマーが協業する際、各開発者が直接Gitリポジトリをホスティングし、コードを同期化するのは非常に難しいです。

そのため、Gitリポジトリを遠隔でホスティングし、様々なコラボレーション機能を提供するGitHubを使ってGitを管理しています。

今回はGitHubでリポジトリを生成する方法について紹介します。

GitHubで新しいリポジトリを作る方法

GitHubでリポジトリを作るには、まずGitHubアカウントが必要です。

GitHubリポジトリは、大きく個人アカウントに属するリポジトリと団体(Organization)アカウントに属するリポジトリに分けられます。

 団体に属するリポジトリを作るには、特定団体から招待を受け取ったり、直接団体を生成しなければなりません。

新しいGitHubリポジトリを生成する

それではリポジトリの作成を始めてみましょう。 GitHubにログインして右上の+アイコンをクリックします。 New repositoryを選択します。 あるいは以下のリンクで直接移動します。

Create a New Repository – GitHub

右上の+を押してNew repositoryを選択します。

リポジトリ生成フォームが表示されます。 リポジトリ所有者(Owner)、リポジトリ名(Repository name)、説明(Description)を入力します。

リポジトリ名は必須です。 すぐ下のメッセージを読んでみると、GitHubで名前を提案してくれます。

リポジトリ生成に必要な情報を入力します。

リポジトリOwner選択(個人or団体)

Ownerを選択すると、現在ログインされているアカウントと自分が属している団体(Organization)の中から所有者を選択することができます。 後で所有権を移転することもできます。

個人アカウントと属している団体のいずれかをOwnerに指定することができます。

しかし今回の場合は団体に所属しておらず個人アカウントしか存在しないので自分の研修用アカウントに設定しました。

リポジトリ公開可否(Public or Private)

今回は試しに作ったリポジトリなのでPrivateにします。

次にリポジトリの公開可否を選択します。 Publicを選択すると、リポジトリのすべての内容を他のユーザーが別途の認証手続きなしに確認することができます。 ただし、リポジトリに対する権限は所有者(Owner)が有しています。

Privateを選択すると、所有者または協業する人だけがリポジトリを見ることができます。 個人アカウントの場合、Publicがデフォルトであり、団体を所有者として選択する場合はPrivateが基本です。

令和4年現在、GitHubでは非公開リポジトリもすべて無料で提供しています。 ただし、無料プランで非公開リポジトリを選択する場合、コラボレーターに一部違いがあります。

リポジトリ初期化時に生成するファイルの選択

リポジトリ初期化時に生成するファイルを選択します

最後に、リポジトリ初期化の際に一緒に生成するファイルを指定することができます。

READMEファイル追加(Add a READMEfile)

.gitignoreファイルの追加(Add .gitignore)

licenseファイル追加(Choose a license)

GitHubでリポジトリを初めて生成する場合、これらのオプションを使用しますが、すでにローカルで初期化したGitHubにアップロードしようとする場合は衝突が発生する可能性があるので、このオプションを選択しないことをおすすめします。

READMEファイルの追加

READMEファイルは、リポジトリを紹介するファイルです。 このファイルがリポジトリルートにあれば、GitHubのリポジトリページに接続したときに以下のようにレンダリングして表示します。

README.md文書がレンダリングされて表示されます。

リポジトリを紹介する文書は慣習的にREADMEの名前を使用しており、フォーマットによって拡張子を指定することができます。 リポジトリを作成する際にこのオプションを選択すると、GitHubではリポジトリ名だけが書かれたREADME.mdファイルを追加してくれます。 詳細は次の公式文書を参照してください。

About READMEs – GitHub Docs

.gitignoreファイル追加

.gitignoreファイルは、Gitリポジトリで作業する際に無視したい特定の名前やパターンを並べる特殊なファイルです。 GitHubでは言語別によく.gitignoreファイルを提供しており、リポジトリ初期化時に選択できます。

github/gitignore: A collection of useful .gitignore templates

.gitignoreファイルとして使用される言語テンプレートを選択します。

licenseファイルの追加

ストレージにライセンスファイルを追加します。 オープンソースリポジトリを作る場合、簡単にオープンソースライセンスを追加することができます。

Licensing a repository – GitHub Docs

ストレージにライセンスファイルを追加します。

リポジトリ生成(Create repository)

最後にリポジトリ生成ボタンをクリックすると、リポジトリが生成されます。

新たに生成したリポジトリ

このリポジトリのいくつかの特徴を見てみると、

リポジトリ名はHELLO_SIです。

非公開リポジトリです。

参考までに、公開リポジトリと非公開リポジトリは以下のように異なって表示されます。

非公開リポジトリ(上)、公開リポジトリ(下)

そして初期化する時にREADME.mdファイルを追加して、画面の下にREAMDE.mdファイルがレンダリングされたことも確認できます。

新しく作ったリポジトリをローカルに複製し、開発環境のセットアップ

GitHubで初期化したリポジトリをそのまま使用するには、ローカルに複製してくる必要があります。 Gitのリポジトリ複製コマンドgitcloneについては、次回紹介したいと思います。